【第1回】”自己肯定感が低い”のは当たり前!?~人間はネガティブ志向がデフォルト~
こんにちは、チャレンジド板橋区役所前です。
利用者さんとの面談の中でも話になる「自己肯定感」について、皆さんと3回にわたり、一緒に考えてみたいと思います。
第1回 ”自己肯定感が低い”のは当たり前!? ~人間はネガティブ志向がデフォルト~ 第2回 ”自己肯定感が高い”と自信の違い~面接に必要な自信~ 第3回 自己肯定感の高め方 |
第1回は、自己肯定感の正体について迫っていきたいと思います。
「自己肯定感」って!?
自己肯定感は「自己」と「肯定」に分けて意味を考えることができます。新明解国語辞典によると、次のように定義されています。
・自己・・・自分自身。
・肯定・・・(問題となっている事柄について)その通りでまちがっていないこと、認めること。
このことより、自己肯定は「自分自身を認めること」と定義できます。
自己肯定感が低いのは当たり前!?
ポジティブに考えよう!と思う人も多いかと思うのですが、なかなかポジティブに考えようとは思えない人も多いのではないでしょうか。実はそれは当たり前なのです。それは、人間の脳の初期設定はネガティブ志向になるように出来ているからです。
人間には昔から子孫繁栄や自分自身の命を守るため、外敵から身を守る能力が非常に重要で、そのことが担保されることに安心感を見出していました。そのため、自分自身に身の危険が迫った時にすぐ対処できるよう、脳は過去の”恐怖”から経験したことをすぐに思い出しやすいよう、身の危険に迫ることは引き出しからすぐに取り出せて、すぐに思い出せるように脳を設定したのです。
ですので、ポジティブに考えられない、自己肯定感が低いと思う人も多いかと思うのですが、脳の初期設定がそうなっているので、それは当たり前なのです。
日本人は特に自己肯定感が低い!?
平成26年に独立行政法人国立青少年教育振興機構が行った「高校生の生活と意識に関する調査」の日本・米国・中国・韓国の比較によると、下記のような調査報告があります。
「私は人並みの能力がある」「自分の希望はいつか叶うと思う」「私は将来に対し、はっきりした目標をもっている」という設問に対して、「そう思う」「まあそう思う」と回答した者の割合は各国とも5割を超えるが、日本の高校生は他の3か国と比べて少ない。また、「自分はダメな人間だと思うことがある」と回答した者の割合は、日本が 7 割を超え、4か国中最も高い。
「高校生の生活と意識に関する調査報告書〔概要〕—日本・米国・中国・韓国の比較—」より |
※報告書の概要をご覧いただきたい方は、こちら(外部リンク)
こちらの資料を見ると、他の国々と比べても特に日本人は自己肯定感が低いのがわかります。このことが障がい者雇用を考える際にどのように影響してくるかを次回考えていきましょう。
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